ノンバンクとは、そのまま読めば、「銀行以外の金融機関」ということになります。
しかし、信用金庫、労働金庫などは含まれません。
信用金庫や労働金庫は正確には銀行ではありませんが、銀行と同列に扱われることが多いです。
ノンバンクというのは、消費者金融のことを指しています。
信販会社やクレジット会社はクレジットカードを発行している会社というイメージのほうが強いかもしれません。
カードローンを発行している時には消費者金融と同じように扱われます。
カードローンを発行している信販会社やクレジット会社のこともノンバンクと呼びます。
銀行や信用金庫、労働金庫は住宅ローン、自動車ローン、カードローン、フリーローンなどさまざまな金融商品をサービスとして提供しています。ノンバンク系では、カードローンというサービスが主流となっています。
大手の消費者金融では、30分程度の審査ですぐに借りられるというカードローンが魅力的です。
銀行カードローンの場合には金利は1.8%~14.5%などとなっていますが、消費者金融の場合には最高金利が18%となっていることが多く、金利は高めです。
また、銀行の事業者ローンの場合には創業年数が3年以上、黒字収支が続いていることなどが条件となっていることが多いです。
ノンバンク系のビジネスローンなら創業年数が1年程度でも借りられる可能性があり、基本的に無担保・無保証で借りられます。
消費者金融のカードローンやビジネスローンは金利が高いことがデメリットです。
審査に通りやすいということがメリットになります。
また、機械による自動審査が導入されているので、申し込みから融資までは非常にスピーディーです。大手なら申し込みをしてから30分程度で審査の回答が来ます。
銀行カードローンでもアルバイトやパートの人を対象としているものはありますが、審査は厳しくなっています。過去1年以内に延滞がないことを条件としているところもありますが、個人信用情報に傷がある人は厳しくなるでしょう。
一方、消費者金融の場合には個人信用情報に対しては銀行ほど厳しくはないようです。過去に1回や2回の延滞があるくらいなら、あまり影響はないという意見もあります。もちろん、1回も延滞をしていない人もたくさんいるので、なるべく信用情報に傷がないほうが好ましいですが、1回や2回くらいの延滞ならば大目に見てもらえる可能性が高いのが消費者金融です。
過去に5回、6回と延滞を繰り返している人でも、融資をしてもらえる可能性があります。消費者金融でも断られる可能性が高いのは、ブラックリストにのっている人と多重債務者となります。
過去に3ヶ月以上の長期延滞をした人、代位弁済があった人、債務整理をした人はブラックリストにのった状態になっていますが、消費者金融でも融資をしてもらうことは難しいようです。中小規模の消費者金融ならばまだ可能性がありますが、大手で借りることは厳しいでしょう。
多重債務者というのは、一般的には5社以上から借りている人のことを言うようです。4社からすでに借りている人も、あと1社から借入をしたら5社になりますので、多重債務者として扱われてしまうこともあります。4社以上から借り入れがある人は、大手の消費者金融では断られる可能性が高いでしょう。
それでも、銀行カードローンでは3社から借りている人は厳しいと言われているので、それに比べると柔軟になっていると言えます。
アルバイトや派遣、契約社員の人でも融資を受けられますが、銀行カードローンでは断られる可能性もそれなりに高くなります。アルバイトでも1つの職場で長く働いている人は有利になりますが、日雇い労働をしている人や、頻繁に仕事を変えている人は銀行カードローンで借りることは難しいでしょう。
消費者金融なら日雇い労働をしていて勤続年数が1年未満のアルバイトの人でも10万円~20万円くらいなら借りられる可能性があります。
まとめると、ノンバンクのカードローンは金利が高めになっているが、審査は銀行カードローンに比べるとかなり柔軟になっています。また、申し込みから融資までのスピードが速いことも特徴です。
大手の消費者金融なら、無人契約機でいつでもカードを発行してもらえます。カードが自宅に届くまでは2日~3日程度かかりますが、無人契約機まで足を運べばその日のうちにカードを手に入れることもできます。
急ぎでない人なら、まずは銀行や信用金庫、労働金庫などでお金を借りることを検討してみると良いでしょう。
かなり低い金利で融資を受けられる可能性があります。また、自信がない人でも、申し込みをしてみなければ実際のところはわかりません。ダメ元で1社くらいには申し込みをしてみるというのも有りでしょう。
銀行で借りられない場合には、次は消費者金融を検討してみましょう。ブラックリストにのっている人や多重債務者でなければ借りられる可能性が高いです。
キャッシング及びカードローンを比較してみますと、
カードローンのほうが低利に取り決められるといったような違いがあります。
長い間割賦で負債を減らす仕組みであるためにこう定められているわけですが、そこだけを考えず総体的に見た時の支払金額の事についても理解しておくべきでしょう。
カードローンを利用する時には、あらかじめ上限枠というものを決まっています。
その限度の額を超えない範囲であれば繰り返しお金を貸し付けて貰う事ができる部分もキャッシングと違う所と言えるのです。
月払いですとかリボで支払う事で返していくのです。
金利が安く済んだからキャッシングに比べてローンの方が都合が良いとも言いきれません。
長期間で払っていく時では、それ程沢山の利子をプラスして支払う事になってしまいます。
そのため、それぞれの差を分かった上で、自分自身が納得いく支払いのプランを念入りに立てておきましょう。
借入上限を設けられたカードローンでは、月賦も一定です。
一方、キャッシングでは借入した額が幾らかによって償還額が異なって行きます。
ここがユーザーにとっての大切なポイントです。
キャッシングやカード貸し付け、この2点の違った点と言うものは分かりづらいかもしれません。
易しく表現すれば前者は現金を貸し付けて貰う事、後者は借入金の払い渡しを割賦で行う事、と言う事になるのです。
借入や貸付を使うする際はその前に個々のはっきりした違いを心得ておきましょう。